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究極のECO.を茅葺き古民家集落に学ぶ

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震災被災者の二重ローンを防げ!

なかなかなくならない、震災被災地支援。 日本列島からいつか仮設住宅がなくなることを祈っているのだが、なかなかこれが容易なことではない。
東日本仮設住宅(仙台市)
さて、50000棟という仮設住宅の建設をリードして、なおも仮設住宅団地の入り口付近のでモデルハウスを建てて営業構成をはかる、大手プレファブのハウスメーカー。 原発避難エリア内にある住宅ローンもほとんど元本そっくり残っているのにかかわらず、新たな土地建物取得を「早い者勝ちだよ」と言葉巧みに被災地の仮設住宅を巡って、営業攻勢をかけているらしい。 阪神淡路大震災の被災地でも、新潟県中越でもあった二重ローンという問題が、いま東日本でも現実化しつつある予感がしている。 先の見えない苦しさから解放されたい一心の被災者は、「あなただけです」「残り少ないです」と耳元でささやかれては弱いものだ。 一方で地域をどうするか、行政の指針も示されていない中では、外からの誘いは魅力的にも見えるのもわかる。
原発避難者には、長く先のみえない戦いが、今年も続くようである。
どうか住まいの支援する側、とくにハウスメーカーは、被災者の心の痛みに寄り添いつつ良識あるアドバイスをもって、被災者の復興に手を差し伸べて欲しい。

予算に応じた複数の修復技術を使いわけよ

東日本大震災の被災地で、地震で壊れた建物の修復方法について、相談を受ける毎日が続いている。 震災に特化したホームページ shufuku.com とブログをオープンしてやがて6年になるなかで、こちらのページでは、できるだけ平時における建物のリフォームや建物の改修工事、修復再生について書き留めようと思っている。 今日は地盤沈下によって大きく傾いてしまった建物の修復方法を二つ。 PICT0961揚げ家

PICT0524.jpg
このケースでは、建物を約1.6m曳き家職人の技術で、建物を土台から切り離して持ちあげた(揚げ家、挙げ舞いとも)。 地盤に薬液加圧注入(グラウト注入)し自沈層と呼ばれる極めて柔らかい層を固化したうえで、新たにベタ基礎をつくりなおした。

もうひとつは、同じような被害でありながら、修復コストを抑えて、修復したケース。
増し基礎(1)
ひび割れて、波打った鉄筋の入っていない基礎であったが、既存基礎に差し筋で補強

増し基礎(2)
差し筋をして、ベース幅をプラス300、布基礎立ち上がり幅をプラス150として、型枠を組む。

増し基礎(3)
工法としては、古いヒビが入ったり下がってしまった基礎を補強して(基礎底盤を広くして)沈下しにくいようにして、土台を揚げて直す方法。 
より確実なのは前者であるが、後者であってもある程度は効果はあり、ローコストな修復方法と言える。再度の強振動では再沈下の可能性はあるが、老後の貴重な資金をすべてねん出しての修復よりも、こちらが賢明と判断されたもの。 どちらもそれぞれの事情を勘案した最善のさくであり、次善の選択でもある。 同じ被害であっても地震から助かるためには、いくつものの道そして方法がある。 より快適な暮らしのために、震災から助かるために、諦めてはならない。

修復の技量が問題

DSC03583_convert_20110524094007千葉県
東日本大震災で起こった液状化被害は、首都圏ベイエリアだけで42平方キロと途方もない。 その被災地で酷い修復工事を見てしまった。 命をとられたと思えば、当座をしのぐだけでも建物が治ればいいとでも思っているのだろうか?「あれじゃ、また沈むわな」ご近所のお年寄りまでそういってはばからないリフォーム詐欺まがいの工事。 これまで積み上げてきた大工技術と信頼を落としかねない杜撰な修復工事が一部で行われているのは、心配しながら大工さんとご一緒に作業をされているいうお施主さんと接するにつけ、怒りと悲しみが増していく。

何とかしたい、修復が広まったことはよいことだが、技量、そしてそれ以前の手法に問題のある対策工は、
施主、大工さん双方に、相互信頼関係を含めた、手痛く絶大なダメージを与えることを知ってほしい。

新しい建具が入りました ♪

修復再生工事中の古民家に新しい建具が入りました。 ほんとうは古色塗りといって、古民家の色合いにあわせて塗装してとも思ったのだけれど、この鏡板(かがみいた=建具上下にはめ込まれた化粧板)の風合いが何ともすばらしく、しばし木の香りを楽しむためにも、このままにしておきたい気がする。DSC07833脱衣室建具

これは浴室お風呂場の開き扉。 ヒバの香りのする扉には、引き手にもこだわりが・・・
DSC07830浴室建具

そして玄関の引き違い戸。 建物の顔をつくる千本格子の建具で、これは日光に照らされ、雨にも雪にもさらされても大丈夫なように、耐候性を考え塗装をほどこした。 新潟といえば、優れた建具職人のまち加茂市。 そこから来て下さった今井さんの作である。DSC07860玄関引違戸

魚沼民家塾(手仕事手ほどき館)
新潟県魚沼市ではじまった、都市住民と地域の担い手が古民家再生を通して交流するプロジェクト。 ここでは、古民家再生の過程を可視化し、かつては「結=ゆい」で行われた共同体での作業など、現場体験を通じて学べる部分は、どんどん協働でしてもらおうというプログラム。 「専門家」という他人任せにしがちな家づくりもリフォームも、ここで学べば、もっと身近にもっと楽しくなれるはず。 古い家を直して住むことが、エコにつながるばかりか、今ではおカネを積んでも手に入れることのできない貴重な文化遺産を守ることになる。そんなことに気づいた魚沼のこころある人々と手を結び、古民家の修復をしている、その生き生きとした現場から情報発信をしています。

shufuku.com

Author:shufuku.com
新潟は、遠い昔より腕利きの大工が知恵と技を磨いてきたことで知られる地でした。 どんどんシステム化されていく住まいづくりがある一方で、大工さんがその本領を発揮して木造建築の伝統を守り、しかし現代の最新技術も良いものはきちんと取り入れていく環境はあるのでしょうか。 
 間違いのない家を建てたい、大工の技を生かした家づくりをしたい、きちんとしたリフォームをしたい、そんな方々に適切な情報を提供し、設計者として、大工職人、お施主様との三位一体な関係を取り持ちながら、真に喜ばれる仕事を進めていけるよう、建築・リフォームの情報可視化を目指します。

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古民家再生といっても、今住んでいる家を快適にする再生から、親や兄弟との集いの場としての再生、また空き家を入手しての再生、あるいは町屋などの空き店舗利活用や、田舎暮らしや仲間の交流拠点としての建物再生等々、さまざまな動機とニーズがありますね。
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